日本にカジノができると多重債務者が増加するというのは本当?

ラスベガスのカジノリゾートの夜景
今国会でも、カジノ法案(カジノなど統合型リゾートIRを推進する法案)の成立が通りませんでした。自民党が来年の通常国会での成立を目指すそうですが、厳しい状況です。

野党以外に与党の公明党も反対しているので、すんなりとは行きそうにありません。もともとかなり前に通っているはずの法案ですが、自民党が野党に転落してしまったり、公明党と組んでしまったりしている内に審議が困難になっています。

マスコミでもどちらかというと、マイナスの報道が目立ちます。カジノによる治安の悪化やギャンブル依存症になる人が増えて、その結果、多重債務者が増加するというのです。

でもこれらの報道や反対派の主張は正しいのでしょうか?

ラスベガスは全米一安全な都市と言われている事実

一昔前の映画を観ると、何かラスベガスというとマフィアが裏で縄張り争いしているようなイメージがありますね。でも実際は、これはかなり以前の話しで、警察による浄化作戦により今では安全な都市になっています。

さすがに街のはずれの方にいけば、アメリカですからあまり一人で夜出歩かない方がいい場所はあります。でも一般的な都市に比べると、安全面はしっかりとしています。

なぜかというとラスベガスはカジノの街というよりは、リゾート施設として考えられているからです。そのためギャンブルがある場所は全体の施設の10%もありません。

基本的に、子供連れの家族でも楽しめるような街になっています。今はこのようなリゾートタイプのカジノが世界的にも増加しています。具体的には一流のミュージカルやコンサート、マジックショーを観たり、プールなどの設備が揃っていて遊べるようになっています。

イメージ的には子供も楽しめますが、「大人のディズニーランド」といったほうがしっくりくるかもしれません。趣向をこらした高級ホテルやレストランなどを、ゆっくりと楽しめるので観光客にも好評です。

それを維持するためにも、セキュリティは本当に厳しく安心して過ごすことができるようになっています。取り締まりが厳しいので、マフィアが入り込む隙はありません。

日本でも積極的にカジノを建設したほうが良い理由

今は日銀による量的緩和策で、一時的に景気が持ち直していますが、今後消費税も上がり各種の税金も上昇すると、日本の景気も悪くなっていくことは確実です。

いつまでも金融緩和策を続けることはできないので、今の状態がずっと続くものではありません。

そして中長期的に観ても少子高齢化も確実に進んでいますし、内需は縮小していくのは間違いありません。そこでカジノを作り、積極的に外貨を獲得していく必要があるのです。

アジア圏のカジノでは、マカオ、シンガポール、韓国などが有名ですが、特にマカオは世界最大の収益を上げるまでになっています。昨年2013年度の収益は、約4兆7500億円と、ものすごい数字を記録しています。

ただマカオはギャンブル特化型の都市なので、日本のリゾート型とは売上規模は違います。日本の場合は、そこまでのカジノによる直接の収益を狙わずに、様々な産業への経済効果を狙っていったほうがいいと思います。

やはりギャンブル特化型になるとさすがに治安の心配も出てきますし、ラスベガスのようなタイプを目指すのが安全面でもベストです。実際に法案もそのような内容になっているので、このまま通せば大きな景気対策になります。

具体的な周辺産業への影響としては、セガサミーやバンダイナムコなどのゲーム関連以外でも、飲食、ホテル、鉄道、航空、警備、旅行など様々な業種に利益をもたらしてくれます。

雇用も創出されますし、ラスベガス型の警備システムを取り入れて治安対策も行っていけば、東京オリンピック以降も好景気を維持していくことが可能だと思います。

私もギャンブル好きの先輩に付き合って、ラスベガス、マカオ、韓国に行ったことがありますが、韓国以外は本当に素晴らしく感じました。街の賑やかさなど、今の日本にはないものです。

その中でもやはりラスベガスは、子供が遊べる施設もしっかりしていて安心して過ごすことができるのを確認できました。やはりこの路線で行けば間違いないと思います。

カジノによるギャンブル依存症の問題

日本が目指しているのは、あくまでリゾート型のカジノ施設です。ギャンブル自体はあくまで、おまけみたいなものです。まだもちろん建設予定地は決まっていませんが、お台場での建設案だとわずか5%~7%位がカジノのプレイ施設として考えられています。

確かに集客するためには強力な武器にはなりますが、パチンコなどに比べると依存症が増加するレベルとは思えません。パチンコなどはギャンブルに特化していますし、それこそ多くの人がお金を借りてまでやり続けています。

しかも多くの産業が潤うような仕組みになっていませんし、暴力団がらみの噂もあり治安の悪化の原因になっています。

私の考えだと、カジノを合法化してパチンコを規制したほうがよほど、ギャンブル依存症や多重債務者を減らすことが出来ると思います。

個人的には、ギャンブルには反対ですが(ギャンブルの危険性と止められない時の考え方)、リゾートのおまけ程度のラスベガスタイプなら問題はないと考えます。

もし国内で依存症の人がたくさんでるようなら、日本人はカジノエリアへの立ち入りを禁止すればいいだけです。リゾートエリアだけでも十分楽しめるので問題ないはずです。

韓国では実際にそのような仕組みになっています。パスポートを見せないと入れないので、カジノへは韓国人は出入り禁止です。日本人の場合は、そこまでやる必要はないと思いますが・・・。

最後に

日本政府もクールジャパン戦略などを打ち出して、外国の観光客の呼び込みをはかっていますが、あまりうまく行っているとはいえません。やはり東京オリンピック前にカジノ施設を立ち上げ、海外からの観光客を増やしていくのがベストですね。

オリンピックの観戦のついでにカジノにも立ち寄ってもらえば、宣伝効果も大きいですし、その後のリピーターにもつながっていくはずです。

それと同時に富裕層向けのサービスも充実させて、たくさんのお金を消費してもらうシステムを作っていったほうがいいと思います。そのためにカジノリゾートを有効に活用していく戦略を取るべきです。

最初に建設する候補地は、オリンピックが行われる東京がベストだと思います。カジノリゾートが成功するためには、周辺の観光施設やインフラなどが整っていないと厳しいです。

東京なら世界的な都市で経済規模も大きく、飲食店や宿泊施設、鉄道網も揃っています。これらの既存の観光も同時に楽しんでもらいながら、カジノリゾートにも滞在してもらうという仕組みなら成功するはずです。

東京都も都知事が、推進派の石原氏から反対派の舛添氏に変わってしまったのもマイナス要因ですが、これからの推進派の巻き返しに期待したいですね。

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